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北朝鮮産石炭の偽装取引、台湾の元裁判官が関与


ニュース 社会 作成日:2018年1月30日_記事番号:T00075301

北朝鮮産石炭の偽装取引、台湾の元裁判官が関与

 台湾高等法院の元裁判官らが北朝鮮産石炭の偽装取引に関与していた疑いが強まり、検察当局は28日、容疑者の事情聴取と関係先7カ所の家宅捜索を行った。30日付自由時報が伝えた。

 台湾高等法院の元裁判官、江国華容疑者とその息子の江衡容疑者ら8人は、昨年8月から9月にかけ、中国人から借りた貨物船で北朝鮮の南浦港から石炭約300万米ドル相当をベトナム北部沖に運び、転売した疑いが持たれている。

 江国華容疑者は入院中で出頭せず、江衡容疑者は事情聴取後に文書偽造などの疑いで拘束された。

 容疑者らは取引に当たり、ロシアの原産地証明を購入し、石炭がロシア産であるように偽装した上でベトナムに運んでいた。しかし、米中央情報局(CIA)の情報などで密輸の疑いが強まり、台湾側への情報提供で容疑者らが摘発された。

 江国華容疑者はかつて台湾高等法院の裁判官として在任中、ひそかに炭鉱関連の事業を行っていたとして物議を醸した前歴がある。