ニュース 社会 作成日:2018年1月30日_記事番号:T00075303
天気予報によると、あす(31日)夜から中国大陸からの寒気団が南下し、気温が低下。今週末から来週明けにかけてこの冬一番の冷え込みとなるとみられる中、漢方医が使い捨てカイロを利用した効果的な防寒対策を指南している。
台北市ではコートを着たり、マフラーなどを身に着ける人が目立った(30日=中央社)
中華経絡美容医学会の元理事長で漢方医の呉明珠氏は、気温が低下して体幹、頭部、首、手足などが冷たく感じる時はまず、体幹部分を温める必要があると指摘。その場合、「神闕(しんけつ)」と呼ばれるツボ、すなわち「へそ」の部分、またはへそから指4本分下にある「関元(かんげん)」に使い捨てカイロを当てると保温効果が得られると提言している。
また、寒さで息苦しさを感じる場合は胸の乳首と乳首を結んだ中央にある「膻中(だんちゅう)」に、腰や背中が痛む場合はへその真後ろに位置する「命門(めいもん)」または命門の両側に指2本分離れたところに位置する「腎兪(じんゆ)」にカイロを張ると血液の巡りがよくなり、症状が緩和されるという。
なお気温が低下すると肩こりがひどくなるという人も多いが、これは寒さにより体内の「陽気」が頭や首にまで行き届かなくなることが原因だそうで、首筋のやや外側のへこんだ部分「風池(ふうち)」、背骨のまっすぐ上、後頭部と首の境目の窪み「風府(ふうふ)」、または首を前に曲げた際に首と背中の付け根に飛び出る大きな骨「大椎(だいつい)」にカイロを当てると、効果があるとされる。この場合、カイロをマフラーで包んでツボに当てると便利だという。
そして手足が冷えた場合、両脇の下の「極泉(きょくせん)」、膝の裏にある「委中(いちゅう)」にカイロを当てると効果的で、それでも冷えが収まらない時は、足裏中央やや上のくぼんだ部分「湧泉(ゆうせん)」に当てると冷えが改善されるそうだ。
ただ、カイロを長時間、皮膚の同じ場所に強く当てたままにすると、やけどを負う恐れがあるため、痛みやかゆみを感じたり、水ぶくれや赤い斑点が見られた場合、すぐに使用を中止し、医師に相談するよう呼び掛けている。
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