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マクロニクス17年純利益、過去7年で最高


ニュース 電子 作成日:2018年2月1日_記事番号:T00075332

マクロニクス17年純利益、過去7年で最高

 NOR型フラッシュメモリー世界首位、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)が31日発表した2017年純利益は55億1,800万台湾元(約207億円)と黒字転換し、過去7年で最高だった。昨年メモリー需要が高まり、価格が大幅に上昇したためだ。1日付工商時報が報じた。

 マクロニクスの17年連結売上高は、前年比42%増の341億9,700万元で過去最高だった。粗利益率は37%で前年比13ポイント上昇した。

 17年第4四半期連結売上高は、前期比1%増、前年同期比56%増の105億5,700万元だった。純利益は前期比21%増、前年同期比267%増の25億7,600万元だった。

 今年の業績見通しについてマクロニクスは、データセンター、車載用、通信機器、工業、医療、航空宇宙などの分野がけん引すると、楽観視している。NAND型フラッシュメモリーは36ナノメートル製造プロセス需要が大きく、特にSLC(シングル・レベル・セル)製品は生産が追い付かないほど需要が強い。NOR型フラッシュメモリーは55ナノメートル製造プロセスで需要が高いと予測した。

 今年の設備投資計画は約38億9,000万元で、先進プロセスに充てる。3次元(3D)ROMについては、年内の量産を目標にしている。

 マクロニクスは今年のメモリー価格について、低品質、低容量のNOR型フラッシュメモリーは値下がりするが、中・高容量の製品は横ばいかやや上昇すると予測した。同社は現在、低品質・低容量製品から中・高容量製品に移行を進めている。