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貿易競争力、初のBランク転落=IEAT


ニュース その他分野 作成日:2018年2月1日_記事番号:T00075349

貿易競争力、初のBランク転落=IEAT

 台北市進出口商業同業公会(IEAT)が31日発表した2018年世界貿易競争力ランキングで、台湾の総合順位は17位と前年から1ランク順位を落とし、格付けで「強く推薦する」のAランク地域から初めて「推薦に値する」のBランク地域に転落した。1日付自由時報などが伝えた。

/date/2018/02/01/16IEAT_2.jpgIEATの黄呈琮理事長(左3)ら。貿易競争力ランキング上位3位はドイツ、シンガポール、米国で、日本は10位だった(31日=中央社)

 台湾は調査対象の54カ国・地域で唯一ランクを6年連続で下げた。調査レポートは台湾の順位低下の主因として、▽対中貿易への依存度が高いこと▽ソフトパワー不足▽賃金伸び悩みと人材流出──などを挙げた。

 一方、蔡英文政権が推進する「新南向政策」の対象国である▽フィリピン▽ベトナム▽インドネシア▽タイ▽マレーシア▽インド──は軒並み順位を上げた。

 IEATは、台湾政府は急成長する東南アジア、南アジアの需要を取り込むよう提言した。また、中国との新たな通商モデルを模索するほか、人材流出の問題を解決するよう訴えた。