ニュース 石油・化学 作成日:2018年2月2日_記事番号:T00075367
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)は1日、経営破綻して競売にかけられていた米M&GポリマーズUSAのウェストバージニア州のポリエチレンテレフタレート(PET)工場、およびオハイオ州の研究開発(R&D)拠点を約10億台湾元(約37億5,000万円)で落札したと発表した。PET工場の敷地面積は424エーカー、年産能力は36万トンだ。遠東新世紀にとって米国における初の生産拠点となる。1日付工商時報などが報じた。
倒産裁判所で台湾時間2日に行われる公聴会を経て落札手続きが完了する。
ウェストバージニア州の生産拠点取得について遠東新世紀は、同社にとって米国は重要市場の一つであるほか、同国が台湾製PETに対し反ダンピング調査を実施するなど輸出障壁が高まっていることなどを考慮したと説明した。
遠東新世紀は現在、PET生産でアジア最大手、世界でも5位に入る大手となっており、台湾と中国に生産拠点を開設しているほか、ベトナムでも年産能力40万トンの新工場を建設中で、今年6月に稼働予定だ。
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