ニュース 電子 作成日:2018年2月5日_記事番号:T00075384
近年、デスクトップパソコンの受託生産市場は、鴻海精密工業と緯創資通(ウィストロン)のみが受注を継続してきたが、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が今年より再参入したことで市場の均衡が崩れる見通しとなっている。品質で上回る鴻海とウィストロンに対し、コンパルが価格競争を仕掛ける可能性があるとして注目を集めている。5日付電子時報が報じた。
ノートPC市場の急速な拡大、ブランド各社のオールインワン(モニター一体型、AIO)PCやゲーミング(ゲーム用)デスクトップPCへの注力に伴ってデスクトップPC市場は縮小が続いている。一方、同製品の組み立てを手掛けていた受託メーカーも撤退が相次ぎ、現在では鴻海とウィストロンのみが事業を継続する中、両社はここ数年、出荷量、利益とも一定水準を維持してきた。
しかしコンパルの再参入で市場バランスが崩れるとの懸念が浮上する中、陳瑞聡同社総経理は先ごろ、聯想集団(レノボ)、HP、デル、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)など有力ブランドの多くが同社へのデスクトップPC生産委託に興味を示しており、既に接触を開始していると明らかにした。
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