ニュース 家電 作成日:2018年2月5日_記事番号:T00075388
声宝(サンポ)グループの陳盛沺総裁は2日、今年は比較的景気が良く、傘下の家電大手、サンポおよびコンプレッサーメーカーの瑞智精密は前年比10%以上の増収が見込めると語った。なお同グループは今年、中台での生産能力増強などに少なくとも40億台湾元(約150億円)を投じる計画だ。3日付工商時報が報じた。
サンポの陳総裁(左)は、昨年は一例一休(週休2日制)、公務員の年金改革などで家電業界は販売が伸び悩んだとした上で、今年は昨年と比べて景気が良くなると予想した(2日=中央社)
サンポは先ごろ、台南科技工業区でスマート家電工場に着工。また瑞智精密は5年以内に、コンプレッサーの年産能力を2,000万台から3,000万台に拡大する計画で、今年は中国・江西省の九江工場に年産能力200万台の生産ライン1本を増設するほか、青島工場(山東省)の生産ライン増設に20億~30億元を投じる計画だ。
なおサンポの昨年の連結売上高は前年比13.89%減の86億8,000万元、瑞智精密は11.92%増の198億2,600万元だったが、利益はいずれもマイナス成長となった。こうした中、両社は従業員の士気を高めるため、今年の春節ボーナス(年終奨金)支給月数をサンポが2カ月、瑞智精密も3カ月の高水準を維持。さらに今年は昇給を実施する方向で検討している。昨年は不景気を理由に昇給を見送っていた。
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