ニュース 商業・サービス 作成日:2018年2月5日_記事番号:T00075399
百貨店最大手、新光三越百貨の台中中港店の2017年売上高は前年比2.8%増の175億台湾元(約660億円)で過去最高を記録。うち飲食部門の売上高は21億元で30.4%の大幅増だった。飲食フロアを大幅改装し、百貨店初進出の店舗を多く誘致したことが奏功した。同店の飲食部門の売上高構成比は全体の12%まで拡大した。5日付工商時報が報じた。
台中中港店は、同店に入居している飲食店のうち、▽香港飲茶「点点心」▽タイ料理レストラン「瓦城」▽天丼「金子半之助」▽喫茶店「春水堂」▽中華料理レストラン「時時香RICE BAR」──が特に人気だと指摘。オープン以降、週末は常に行列ができていると説明した。
台中大遠百(トップシティー)の17年売上高も前年比1.5%増の129億元で過去最高を記録。こちらも飲食部門の売上高は13億6,000万元と14%増の大幅増となった。飲食部門の売上高構成比は全体の12%。藍卓成同店店長は、人気上位5位の飲食店は、▽小籠包「鼎泰豊(ディンタイフォン)」▽ビュッフェレストラン「響食天堂」▽タイ料理「非常泰」▽四川料理店「開飯川食堂」▽韓国料理「豆腐村」──だと明かした。
台中で大型店開業相次ぐ
台中市では今年、大型商業施設のオープンが相次いで予定されており、同エリアの市場規模は前年比9%増の600億元まで拡大する見込みだ。
生命保険大手の南山人寿保険と映画興行会社、秀泰影城(ショータイム・シネマズ)が共同で手掛けるシネマコンプレックスを中心とした複合商業施設「秀泰広場」は、今年半ばにオープンする。地下4階、地上9階建てで、映画館のスクリーン数は17枚、座席数は2,500席に上る。
この他、三井不動産の三井アウトレットパーク(MOP)の台湾2店舗目となるMOP台湾台中港は年末にオープンを予定している。投資額は25億元で、テナント160店舗が入居する見通しだ。
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