ニュース 電子 作成日:2018年2月6日_記事番号:T00075414
スマートフォン用カメラレンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が5日発表した1月連結売上高は、前月比28%減、前年同月比6.33%減の35億1,000万台湾元(約130億円)で、市場予測を下回った。アップルのスマホ「iPhoneX(テン)」の販売不振、広東欧珀移動通信(OPPO)や維沃移動通信(vivo)など中国の大手スマホメーカーが旗艦機種の出荷目標を引き下げたことが影響したとみられる。6日付経済日報などが報じた。
ラーガンの売上高は、アップルと中国市場がそれぞれ4~5割を占めるとされる。1月売上高は過去11カ月で最低で、春節(旧正月、2018年は2月16日)があった昨年1月より低かった。ラーガンは顧客の需要が弱く、今年2月はさらなる低下を予測しており、1~2月合計でも前年同期を下回る見込みだ。
アナリストは、カメラレンズは、サプライチェーンの川上に位置するため、ラーガンの売上高低迷は、サプライヤーの先行指標だと指摘した。
ラーガンの林恩平執行長は今年の傾向について、顧客の携帯電話のスペックが向上し、薄型軽量化が進むと指摘。現在の旗艦機種には6枚プラスチックレンズ(6P)採用が多く、7Pは顧客の製品設計段階で、まだ量産は少ないと述べた。
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