ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

受動部品メーカー、1月売上高が大幅増


ニュース 電子 作成日:2018年2月6日_記事番号:T00075417

受動部品メーカー、1月売上高が大幅増

 受動部品メーカーの国巨(ヤゲオ)と華新科技(ウォルシン・テクノロジー)は、積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの供給不足に伴う値上げにより、1月売上高が前年同月比で40%を超える成長を記録した。6日付工商時報が報じた。

 ヤゲオの1月売上高は前月比5.7%増、前年同月比44.8%増の35億3,800万台湾元(約132億円)で7カ月連続での過去最高となった。ウォルシンも同月売上高は前月比13.22%増、前年同月比44.1%増の22億2,100万元で過去最高を更新した。

 業界関係者によると、MLCCメーカーは昨年第4四半期より、製品の最大の出荷先となっているEMS(電子機器受託生産サービス)業者に対する値上げを開始。特に供給が不足している規格の製品については、第1四半期に入り値上げ幅が拡大。MLCCサプライヤーの業績を押し上げている。

 また日本の京セラがこのほど、供給不足が深刻化している「X5R」規格のMLCCの生産を2月末で停止すると表明したことを受け、ヤゲオとウォルシンに転注効果が見込め、両社の売上高は第1四半期通期でも過去最高を大幅に上回ると予想されている。