ニュース 商業・サービス 作成日:2018年2月6日_記事番号:T00075425
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の百貨店大手、遠東そごうの汪郭鼎松営運総経理は、百貨店業界の今年の売上高は3,350億台湾元(約1兆2,600億円)以上となり、昨年の3,346億元を上回るとの見通しを示した。百貨店業界は春節(旧正月)のある1~2月の売上高が通年の35%を占めるが、今年は1月売上高が2桁成長し、2月も期待できるとの見方だ。6日付工商時報が報じた。
遠東そごうの今年の売上高目標は前年比1.5%増の460億元。同社は今後3~5年で中台の店舗数を拡大する計画だ。
遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)の今年の売上高目標は前年比0.2%増の440億元。同社の徐雪芳総経理は、企業の賃上げなどで消費が伸びると期待感を示した。
新光三越百貨の今年の売上高目標は前年比1.3%増の790億元。昨年末に経営を引き継いだ高雄市前鎮区の複合商業施設、大魯閣草衙道(タロコパーク)などが貢献する見通しだ。
微風広場(ブリーズセンター)の今年の売上高目標は前年比2.2%増の225億元。今年は10月に微風南山店(ブリーズ南山店)をオープンする予定だったが、営業許可申請の遅れで開業時期が1~2カ月ずれ込む可能性がある。また、桃園機場捷運(桃園空港MRT=都市交通システム)台北駅(A1)に予定するショッピングセンターの事業者選定に向けた入札公告が間もなく行われる見通しだ。
百貨店各社は粗利益率の低下を食い止めるため、自社ブランドの強化を進めている。新光三越は今年下半期に電子製品を扱うフナック(fnac)をタロコパークに、来年第1四半期にシネマコンプレックス「新光影城」を桃園市の大型アウトレットモール、華泰名品城(グロリアアウトレット)にオープンさせる計画だ。新光三越は自社ブランドの売上高が全体の30%近くを占める。
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