ニュース 食品 作成日:2018年2月7日_記事番号:T00075454
ブドウ果汁と食品用アルコールを調合したものを「輸入ワイン」として販売していた高雄市の業者、威力酒廠がこのほど詐欺罪の容疑で摘発された。同社の商品は台北市、新北市、桃園市、台中市、高雄市、宜蘭県、花蓮県の洋酒販売店やレストランに出荷されていた。7日付聯合報が報じた。
調合されたワイン。問題となった工場は衛生環境も悪かった(6日=中央社)
高雄市の港湾警察は半年前、威力酒廠が2008年にコンテナ2個分のアルゼンチン産ワインを輸入した記録しか残っていないにもかかわらず、現在もワインの販売を続けていたことから疑惑が浮上。先月末に検察による家宅捜査が実施され、調合されたワイン2万本などが押収された。
なお同社は▽欧邦尼白葡萄酒▽波菲亜頂級紅酒▽羅森紅酒▽威力森▽尼爾森▽欧邦妮頂級紅酒──といった名称のワイン21種を1本当たり200~1,800台湾元(約750~6,700円)で販売していた。
威力酒廠の経営者(65)は取り調べに対し、「(詐欺行為は)遅かれ早かれ発覚すると分かっていたが、もうかるためやめられなかった」と供述している。
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