電子機器受託生産大手の和碩聯合科技（ペガトロン）は８日、通信機器大手の米アリスが新北市新店区に保有する6,000坪の工場棟と3,000坪の用地を7,500万米ドルで取得すると発表した。９日付工商時報が報じた。
アリスは、新店工場の宅内通信機器（ＣＰＥ）生産機能を年内にペガトロンの中国・蘇州工場（江蘇州）に移転するため、同工場の売却を決めたと説明。台湾では今後、研究開発（Ｒ＆Ｄ）を中心に行う計画だ。
ペガトロンは、桃園市の亀山工場がフル稼働状態のため、台湾で多品種少量生産の製品の生産ラインを増設できなかったと説明。取得する新店工場は多品種少量生産の製品が中心となるが、詳細は計画中という。
