自動車大手、裕隆企業集団傘下の裕隆日産汽車、自動車ローン会社の裕融企業（ＴＡＣ）は、2018年のボーナス支給が業界最高の年間10カ月以上となる見通しだ。９日付工商時報が報じた。
裕隆日産の昨年の営業利益は20億台湾元（約74億円）以上、裕融企業は30億元以上と過去最高を更新したもようだ。両社は従業員に追加支給する賞与が平均150日～170日と前年より１カ月増え、これに春節ボーナス（年終奨金）２カ月、端午節0.5カ月、中秋節0.5カ月と固定３カ月の三節礼金、４月に支給予定の紅利（従業員特別配当）を加えると10カ月以上になる。
三菱車などを扱う中華汽車工業（チャイナ・モーター、ＣＭＣ）は昨年の営業利益が前年を下回ったため、従業員に追加支給する賞与は平均１～4.5カ月と前年より0.5カ月減り、固定３カ月の三節礼金を加えて通年ボーナスは４～7.5カ月となる。
裕隆汽車製造（ユーロン・モーター）の姚振祥総経理は、従業員に追加支給する賞与は約５カ月で、固定３カ月の三節礼金を加えて通年ボーナスは平均８カ月と前年並みになると明かした。
