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作成日：2008年5月20日_記事番号：T00007550
元太、新技術搭載の電子ペーパーを発表
電子ペーパー向けディスプレイ世界最大手、元太科技工業（ＰＶＩ）は、米ロサンゼルスで20日から開幕したディスプレイ関連の国際会議・展示会、「ＳＩＤ 2008」において、同社が20％株式を保有する米タッチパネルメーカー、F-Originと共同で全く新しい「圧力感応
式（Force Sensing）」タッチパネル技術を搭
載した電子ペーパー、「Touch EPD」を開発したと発表した。
元太の劉思誠董事長は、「当社が開発した全く新しい技術は、電子ペーパーや電子ブックリーダーなどの実用性をさらに高めるだけでなく、世界の電子ペーパー市場を刺激し成長を促す」と語り、同社が市場で先導的な役割を果たしたいとの考えを示した。
劉董事長は、同業者が従来のＩＴＯ導電ガラスをタッチパネル技術の主な材料とする中、同社は新たな技術を採用しすることにより、ＩＴＯガラス関係の材料不足から自由になると語る。そしてこの技術を電子粉流体型電子ペーパー（ＥＰＤ）や液晶ディスプレイ（TFT-LCD）と組み合わせ、同社成長の原動力としたいとの期待を表明した。
