高雄環状ライトレール（軽軌鉄道、ＬＲＴ）の運営会社、高雄捷運（ＫＲＴＣ）は９日、13日から交通系ＩＣカードの「悠遊カード（イージーカード）」で高雄ＬＲＴに乗車できるようになると発表した。10日付自由時報が報じた。
高雄ＬＲＴではこれまで、チャージ機の設置が完了していないことから悠遊カードが利用できなかった。ＫＲＴＣは、13日から高雄ＭＲＴ（都市交通システム）の駅構内の窓口でチャージができるようになると説明。また、５月末までに高雄ＭＲＴの全駅にチャージ機を設置する計画だ。
悠遊卡公司の林向愷董事長は以前、チャージ機の設置費用2,900万台湾元（約１億1,000万円）のうち、ＫＲＴＣは悠遊卡公司に対し、カードの発行規模に基づいて2,000万元の負担を要求しているが合意に達しておらず、これが高雄ＬＲＴで悠遊カードを利用できない原因となっていると指摘していた。
ＫＲＴＣは、悠遊卡公司と合意に達したが、費用分担については秘密保持契約を交わしているため公開できないと説明した。
