ニュース 電子 作成日:2018年2月12日_記事番号:T00075529
華碩電脳(ASUS)が9日発表した2017年純利益は前年比19%減の155億4,500万台湾元(約580億円)で、過去8年で最低を記録した。沈振来(ジェリー・シェン)執行長は、今年は組織改革により収益が改善するとした上で、ゲーミング(ゲーム用)パソコンとスマートフォンの売上高は2桁成長が見込めると楽観的な見方を示した。10日付工商時報が報じた。
沈執行長は、スマホ事業では平均販売価格(ASP)を引き上げる戦略を維持しつつ、出荷台数の拡大と利益獲得に焦点を当てると話した(9日=中央社)
ASUSブランド事業の17年連結売上高は前年比8%減の3,928億9,900万元。粗利益率は13.3%、営業利益率は3.2%とそれぞれ過去4年、過去8年で最低だった。
同社の第1四半期の展望については、コンシューマエレクトロニクス製品の非需要期入りを受け、▽PC▽スマホ▽マザーボード・ビデオカードなどのPC部品──の出荷量は前期比7.5~12.5%減を見込む。証券会社は売上高は900億~950億元、営業利益率は3.5~4%になると予測した。
沈執行長はまた、今年発売する新型スマホ「ZenFone5」シリーズは3機種で、価格は旗艦機種でも1万6,000元を上回らないと明かした。2月26日からバルセロナで開催される「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で新モデルを発表し、3~5月に発売する。第3四半期にスマホ事業の黒字化を目指す。
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