友達光電（ＡＵＯ）は19日、ガラス基板で作った曲面ディスプレイパネルの開発に成功したと発表した。将来的に腕時計、自動車の計器盤への応用が期待されている。20日付経済日報が伝えた。
友達の曲面ディスプレイパネル（同社提供）
米ロサンゼルス開催されるディスプレイ関連の国際会議・展示会、「ＳＩＤ 2008」で実物が発表される予定だ。曲面ディスプレイはこれまで軟質素材を使用したものが知られているが、ガラス基板を使用した製品は業界でも初めて。
新技術は精密な薄型ガラス生産技術が必要で、バックライトモジュールにも特殊なものを使用している。約10センチほど曲げて使用することが可能。
一方、同社はＳＩＤ展示会で最新の携帯電話用薄型パネルを発表する。薄さは昨年末に発表した0.69ミリを上回る0.63ミリで、サイズは1.9インチ。重さは2.1グラムで、輝度も400nitsを確保した。
