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「花蓮に行こう」、旅行業界に取り組み広がる


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年2月14日_記事番号:T00075566

「花蓮に行こう」、旅行業界に取り組み広がる

 今月6日に起きた花蓮地震の影響で、被災地では春節(旧正月)連休も宿泊キャンセルが相次ぎ、地元観光業には大打撃が予想されている。こうした中、旅行業界では観光客を花蓮に呼び戻すための試みも始まっている。14日付聯合報が伝えた。/date/2018/02/14/11hualian_2.jpg花蓮県は温泉地としても有名だ。花蓮安通温泉観光協会も「観光客に来てもらえることが一番の助けになる」と話している(13日=中央社)

 地元の焦りは大きい。花蓮県観光旅館商業同業公会の梁愛迪理事長は「観光客が夏休み前までに戻ってくるとしても、損失は少なくとも80億台湾元(約290億円)に達する」と顔を曇らせた。

 桃客旅行社によると、地震発生後、花蓮に通じる幹線道路、蘇花公路経由のツアーは全部キャンセルとなり、花蓮を訪れる観光客は8割以上減少しているという。

 こうした中、新北市の旅行会社担当者は「花蓮は人気観光地だ。顧客にスケジュールを夏休みに延期してもらうよう調整している」と話した。時期が遅れても、花蓮を訪れてもらおうという狙いだ。

 台湾観光発展協会は、今月から7月にかけ、民宿宿泊ツアー100回、ホテル宿泊ツアー500回の催行を目標に花蓮旅行をPRしていく。

 地元の旅行会社、ホテル、航空会社は6月末まで限定で、台北~花蓮間の往復航空券と宿泊を組み合わせたプランを1,800元から販売する。