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電子材料・部品、今年も価格上昇継続


ニュース 電子 作成日:2018年2月21日_記事番号:T00075605

電子材料・部品、今年も価格上昇継続

 ▽半導体用シリコンウエハー▽プリント基板(PCB)の材料▽DRAM▽MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)▽MCU(マイクロコントローラー)▽受動部品──などの電子材料・部品は今年も供給不足、価格上昇が続く見通しだ。21日付経済日報が報じた。

 シリコンウエハーの生産能力は今年、大幅に拡大しない見通しだが、中国ではファウンドリー工場数十基が下半期から来年にかけて稼働する予定で、シリコンウエハーの供給がさらに逼迫(ひっぱく)すると予想されている。中でも12インチのシリコンウエハーが最も不足し、今年の平均価格は昨年より20%上昇する見込みだ。

 PCBの材料は春節(旧正月)前の需要増と中国の生産能力減少で供給が逼迫しており、ガラス繊維織物(ガラスクロス)、銅箔基板(CCL)メーカーが値上げをしている。

 DRAMは仮想通貨ビットコイン採掘(マイニング)、サーバー向けの需要が高まっており、工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)の予測によると、DRAMの今年の世界生産額は前年比2割以上増え、平均単価は3割上昇する見通しだ。

 このほか、受動部品は年末まで供給不足、価格上昇が続くと予想されている。