ニュース 金融 作成日:2018年2月22日_記事番号:T00075621
金融監督管理委員会(金管会)の最新統計によると、政府系銀行8行の資産規模は昨年末時点で銀行業界全体の49.8%(22兆8,600億台湾元=約83兆8,000億円)にとどまり、4年連続で50%を割り込んだ。20年前の約70%に比べ、20ポイントも低下した。背景には民間銀行の台頭がある。22日付蘋果日報が伝えた。
馬英九前政権下では、競争力向上を目的として、政府系銀行同士の合併を目指す動きもあったが、蔡英文政権発足後は立ち消えとなった。
銀行業界幹部は「過去10年間で民間銀行が合併によりシェアを伸ばしている。政府系銀行が足踏みを続ければ、10年後にはシェアがさらに低下しかねない」と指摘した。
事実、銀行業界では民間銀行による合併は活発だが、政府系銀行による合併事例は、台湾銀行による中央信託局合併、合作金庫銀行による中国農業銀行合併、旧中国国際商業銀行による交通銀行合併(合併後は兆豊国際商業銀行)など政策主導型の合併のみで、自発的な合併は過去15年間に例がない。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722