ニュース 公益 作成日:2018年2月22日_記事番号:T00075622
台湾で唯一重油を燃料にして発電している台湾電力(台電、TPC)協和火力発電所(基隆市)で、1、2号機が今年から電力供給ひっ迫時に稼働する「緊急予備発電設備」に指定されたにもかかわらず、2号機が規定に違反して稼働を続けており、環境団体から批判の声が上がっている。22日付中国時報が伝えた。
行政院環境保護署(環保署)の電力設備排出基準によれば、緊急予備発電設備の年間稼働時間は720時間を超えてはならないと規定されている。稼働上限は特別な事情があれば、地方自治体の認可で適用除外となるが、TPCは地元基隆市に1、2号機の稼働上限適用除外を申請している状況だ。
基隆市政府環境保護局は、TPCによる適用除外申請について、「まだ審査中で、厳しい審査を行う」と説明した。
呂美玲基隆市議は「基隆市民の健康を犠牲にして発電すべきではない」と主張。環境団体「台湾護樹団体聯盟」の張美恵理事長は「蔡英文政権は積極的に節電措置を講じず、無制限に汚染度が高い発電を行い、市民の健康に危害を与えている」と批判した。
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