ニュース 電子 作成日:2018年2月22日_記事番号:T00075630
友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)、鴻海精密工業傘下のシャープをはじめ、台湾、韓国の液晶パネル大手は、供給過剰で価格下落が進むのを回避するため、非需要期の年次保守に伴い減産を予定している。現在、60~70インチパネルの在庫が多く、シャープの第10世代工場での減産量はガラス基板投入枚数で1万~2万枚に達する。22日付蘋果日報が報じた。
AUOは年次保守のため、第6~8.5世代工場でそれぞれ平均5,000枚減産する。イノラックスの減産量は第8.6世代工場で1万~1万5,000枚、竹南第6世代工場(苗栗県)で2万枚。なお、AUOはこれまでに、今年第1四半期の大型パネル出荷枚数は前期比5%減少すると予測。イノラックスは約9%減少すると予測している。
韓国のサムスン電子、LGディスプレイも、3月から年次保守に入る予定だ。
市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーの楊晴翔研究副理は、中国の春節(旧正月、2018年は2月16日)商戦でテレビなどの販売台数が予測を下回ったため、2~3月のパネル価格も予想以上に下落すると予測した。もし第2四半期に価格が底打ちすれば、早く回復基調に転じるし、価格が下がらなければ回復が遅れると指摘した。
アナリストは、4月になっても価格や需要が回復しなければ、年次保守は最長で5月まで長引く可能性があると指摘した。
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