ニュース 電子 作成日:2018年2月22日_記事番号:T00075633
22日付工商時報によると、中国の大手スマートフォンブランド5社で3四半期にわたり続いていた在庫調整が終了し、新機種向けの部品調達が増加する見通しだ。業界ではまず、▽受動部品▽液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC▽ノッチ(凹型の切り欠き)が施されたカバーガラス──で3月より需給バランスが逼迫(ひっぱく)すると予想されており、特に受動部品は年末まで供給不足が続く可能性が浮上している。
証券会社によると、台湾の部品メーカーでは受動部品大手の国巨(ヤゲオ)と華新科技(ウォルシン・テクノロジー)、LCDドライバICの聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、ノッチが施されたカバーガラスを手掛ける群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)などが恩恵を受ける見通しだ。
受動部品は、1月に中国・華中地区における生産要員が従来の80%に、さらに2月は45%まで減少したことが原因で供給不足が続いている。3月には労働力が70%まで回復すると見込まれるものの、ヤゲオとウォルシンでは安全在庫量が45日分以下となっており、3~4月に中国でスマホ向け需要が高まれば、不足は深刻度を増しそうだ。
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