電子製品受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が、米アマゾンのスマートスピーカー「Ｅｃｈｏ（エコー）」の組み立てを受注したと伝えられている。第２四半期にも出荷を開始し、鴻海精密工業の受注独占を崩すもようだ。23日付経済日報が報じた。
コンパル広報は22日、特定の顧客についてはコメントはしないものの、スマートスピーカーなどノートＰＣ以外の製品や新顧客からの受注が続いていると説明した。同社は、今年ノートＰＣ以外の製品の出荷台数が大幅に増加し、各四半期の売上高は前期を上回るとの見通しを示した。
また許勝雄董事長は、今年ノートＰＣ以外の売上高構成比が35%に拡大すると述べた。ノートＰＣ出荷台数は10％増が目標だ。
コンパルは昨年よりノートＰＣ以外の製品開拓を強化している。従来、和碩聯合科技（ペガトロン）が受注していた米アップルのタブレット端末「ｉＰａｄ（アイパッド）」9.7インチモデルや、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が受注していたアップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「Apple Watch（アップルウオッチ）」の一部受注を獲得した。
