ニュース 商業・サービス 作成日:2018年2月26日_記事番号:T00075668
春節(旧正月)連休が明け、トイレットペーパー・ティッシュペーパーなどの値上げ報道をきっかけに、各地で市民による買い占めが相次ぎ、店頭で売り切れが相次いでいる。台北市内のある売り場では25日夜、トイレットペーパーの陳列棚が空っぽになった(25日=中央社)
26日付工商時報によると、トイレットペーパーメーカー各社は3月から4月にかけ、10~30%の値上げを計画している。値上げは紙パルプ価格の高騰が原因で、指でつまみ出すタイプの商品の場合、12パックで200台湾元(約730円)が260元前後に値上がりする見通しだ。
値上げ前の駆け込み需要とそれに伴う品不足への懸念から、量販店では売り切れが続出し、通販サイトではトイレットペーパーの販売量が前週の10倍に達しているという。
行政院消費者保護処(消保処)は25日、緊急記者会見を開き、4大量販店が3月中旬まで広告表示価格を引き上げないと表明しており、買い占めの必要はないと市民に呼び掛けた。
経済部工業局も「大手メーカー3社とも紙パルプ原料の供給は安定しており、生産量も正常だと説明している。品不足はないので、買い占めの必要はない」と説明した。
公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は、トイレットペーパーの値上げに関するメディア報道について、メーカーに価格協定(カルテル)があれば処罰する方針を示した。
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