ニュース 電子 作成日:2018年2月26日_記事番号:T00075671
業界関係者によると、台湾積体電路製造(TSMC)は、クアルコムが25日発表した7ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)プロセス採用のLTEモデム用チップ「スナップドラゴンX24」を受注したもようだ。今後2年間はTSMCが同製品を受託生産するとみられる。26日付工商時報が報じた。
スナップドラゴンX24が搭載される次世代スマホチップ「スナップドラゴン855」も、7ナノFinFETプロセス採用で、年内にも生産が開始される。同製品もTSMCが受注したようだ。
クアルコムは以前、第5世代移動通信システム(5G)対応のチップにサムスン電子のEUV(極端紫外線)リソグラフィー技術を導入した7ナノプロセスを採用すると発表していた。しかし業界関係者によると、同プロセスによる試験生産は早くても来年下半期となるもようで、それまではTSMCがほぼ独占的に受注を獲得する見通しだ。
TSMCの7ナノプロセスは、これまでに10件がテープアウト(設計完了)しており、年内には50件を上る見通しだ。第2四半期以降、▽アップル▽ザイリンクス▽アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)▽エヌビディア▽深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)──などの製品の量産を開始する。TSMCによると7ナノプロセス製品市場は現在、同社がシェア100%を占めている。
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