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半導体ウエハー、10~15%値上げ


ニュース 電子 作成日:2018年2月26日_記事番号:T00075673

半導体ウエハー、10~15%値上げ

 半導体用シリコンウエハーメーカーによると、日本の信越化学、SUMCOなどの業界大手は第1四半期のオファー価格を10~15%引き上げ、12インチ製品は1枚当たり90米ドルに上昇した。供給不足が続く中、今年通年で値上げ幅は2割以上に達し、12インチ製品は100米ドルまで上昇する見通しで、台湾の大手3社は過去最高の業績が見込まれている。25日付経済日報が報じた。

 業界関係者によると、半導体用シリコンウエハーは8、12インチ製品が供給不足となっており、6インチ製品も供給が逼迫(ひっぱく)している。

 環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)の徐秀蘭董事長は、現時点で全工場がフル稼働となっており、今年通年の受注は満杯と説明。今年は米国工場の拡張とボトルネック除去を進め、12インチ製品の年産能力を7~8%増強すると表明した。

 台塑勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー、台勝科)は第1四半期にオファー価格を大幅に引き上げており、今年通年の利益は大幅に拡大する見通しだ。

 合晶科技(ウエハーワークス)は今年、8インチ製品を生産する中国・鄭州工場(河南省)が稼働するほか、新竹科学工業園区(竹科)龍潭園区(桃園市)の工場のボトルネック除去も完了する予定で、四半期ごとに売上高、利益が拡大する見込みだ。