ニュース 金融 作成日:2018年2月26日_記事番号:T00075677
中央銀行の楊金龍新総裁が26日就任した。市場関係者は楊新総裁が基本的に彭淮南前総裁の路線を踏襲するとみているが、5年ぶりの高値水準にある台湾元にはなおも先高観が根強く、1米ドル=29元のラインを突破するとの予想が聞かれる。背景には台湾と米国の金利政策が乖離(かいり)するとの見方がある。26日付工商時報が伝えた。
JPモルガン・チェースは、世界的に米ドルが過大評価されており、新興国通貨が強含むと予想されていると指摘。台湾元相場は今年末時点で28.75元が目標値になるとした。
シティバンクは、投機資金の流入、台湾域内資本の還流などで台湾元が29元の心理的抵抗線を超えると予想。
市場関係者は、楊新総裁の就任当初は為替防衛ラインが29元になるが、最終的には「彭淮南ライン」である28.5元が防衛ラインになるとの見方もある。
ただ、台湾株については、米ドル安が台湾企業の収益性に影響を与える(モルガン・スタンレー)との見方もあり、加権指数の目標値は1万1,000(モルガン・スタンレー)から1万2,000ポイントをうかがう(シティバンク)との見方までさまざまだ。
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