ニュース 電子 作成日:2018年2月26日_記事番号:T00075678
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の経営監督や大規模投資計画の裁可を担う「管理中心」の王文潮委員は、系列の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)が中国広東省の恵州市の銅箔基板(CCL)、ガラス繊維織物(ガラスクロス)工場を拡張すると明らかにした。投資額は3億米ドル。台湾の銅箔工場の拡張計画と合わせ、電子材料の生産能力拡大に計150億台湾元(約550億円)を投じる。26日付工商時報が報じた。
南亜プラが生産する電子材料は、▽パソコン▽携帯電話▽電気自動車(EV)──など向けの旺盛な需要で供給が追い付かない状況になっている。
南亜プラが新設するCCL、ガラスクロス工場の年産能力はそれぞれ1,320万枚、1億200万メートルを計画する。稼働後、同社の中台でのCCL年産能力は8,556万枚と中国の建滔積層板(キングボード・ラミネーツ・ホールディングス)を上回り、世界シェア首位に浮上する見通しだ。
南亜プラの昨年の中台でのCCL年産量は7,236万枚、世界シェア12%で、建滔積層板の7,920万枚、シェア13%に次ぐ2位だった。ガラスクロス年産量は6億3,600万メートル、世界シェア20%と首位で、建滔積層板の4億8,000万メートル、シェア15%を大きく上回った。
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