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公務員の倫理規定、法務部が作成へ


ニュース 政治 作成日:2008年5月21日_記事番号:T00007568

公務員の倫理規定、法務部が作成へ


 馬英九新総統は20日の就任演説で、政府関係者に対し厳格な倫理観を要求し、政財界関係者の倫理規範を立て直すとを表明した。21日付経済日報が報じたところによると、これについて法務部は公務員が遵守すべき倫理規定、「公務員廉政倫理規範」の作成を計画しているもようだ。既に草案はでき上がっており、王清峰法務部長が目を通した後、近日中に行政院会(閣議)で決議、実施される見通しだ。

 同倫理規定では、「利害関係のある相手の宴会への参加、接待の供応を受けることは一切禁止」、「利害関係のある相手からの贈り物を受け取ることは一切禁止」、「公務員の父母、配偶者、子女も贈り物の受け取りを禁止」などの内容が盛り込まれるとされる。

 また、公務員が「口利き」を要求された場合は、3日以内に所属機関の長官または風紀関連の部署に報告し、口利きを要求した人物の氏名、身分、日時、内容などを書面で記録することも盛り込まれる見通し。冠婚葬祭など利害関係のない社会的な付き合いでの贈り物も、3,000台湾元(約1万円)を超えてはならない。

 もし不適切な口利き要求や、贈り物、接待に応じた場合は、汚職罪を構成していなくとも、行政上の重大な過失があったとして、監察院あるいは関係機関で行政責任を追及されることになる。