ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は26日、人工知能（ＡＩ）搭載のミドル～ハイエンドスマートフォン向けＳｏＣ（システム・オン・チップ）の「Helio P60（ヘリオＰ60）」を発表した。顧客の反応は良く、４月以降に同チップ搭載スマホが発売される予定だ。27日付工商時報が報じた。
ヘリオＰ60はメディアテックのＡＩプラットフォーム「NeuroPilot（ニューロパイロット）」の技術も導入しており、同チップを搭載すれば音声認識、顔認証、ＡＲ（拡張現実）／ＭＲ（複合現実）などに対応できるほか、撮影機能などを強化することができる。
メディアテック無線通信事業部の李宗霖総経理は、今年はヘリオＰシリーズの新製品を相次いで発売する計画で、スマホの買い替え期に入る中国でシェアを拡大できると説明した。
