ジーンズ受託生産最大手のアパレルメーカー、如興は26日、羊毛販売の中和羊毛工業の株式53.4%を5,000万米ドル以下で取得すると発表した。３月末までに手続きを完了し、経営陣を送り込む。如興の陳仕修董事長は、買収によりグループの事業規模を拡大し、資金調達力とコスト競争力を強化できるほか、事業範囲を広げられると説明した。27日付経済日報が報じた。
如興は中和羊毛の大株主であるキーン・パワー・インベストメンツ（サモア登記）と、スパークリング・アジア（ベリーズ登記）の全株式を取得することで、間接的に中和羊毛工業を買収する。
中和羊毛は1964年設立。既に生産事業から撤退しており、基隆市の六堵工業区に持つ１万坪以上の用地と8,118坪の工場棟は外部に貸し出している。如興の傘下入り後、ジーンズ以外のアパレル事業に参入する予定だ。
