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台新銀本店にファミマ、年内オープンへ


ニュース 金融 作成日:2018年3月1日_記事番号:T00075732

台新銀本店にファミマ、年内オープンへ

 台新国際商業銀行(台新銀行)はコンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)との提携を強化するため、台北市中山区の旧本店営業部の約250坪のうち30坪を台湾ファミマの新店舗用に割り当てる。銀行拠点内にコンビニが置かれるのは台湾業界で初となる。年内オープンを予定する。28日付経済日報が報じた。

/date/2018/03/01/12bank_2.jpg台新銀は、VTMによってクレジットカードの申請など、窓口と同様のサービスを受けられるとアピールしている(同行リリースより)

 台新銀は2009年に台湾ファミマでのクレジットカード支払いの独占提携行となり、10年には台湾ファミマへの現金自動預け払い機(ATM)設置を開始した。現在、台湾ファミマの3,150店舗のうち2,200店に台新銀のATMが設置されており、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)の750店を大きく上回っている。

 ただ、電子決済の台頭を受け、台湾ファミマは昨年からクレジットカード決済業務で▽国泰世華銀▽中国信託商業銀行(CTBCバンク、中信銀)▽玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)──とも提携を開始した。

 台新銀はまた、27日に台北市の内湖支店をアップグレードした同行初のデジタル支店を公開した。投資額は数千万台湾元(1元=約3.6円)。同店には▽スマートスピーカー「Rose」▽ヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」▽遠隔のオペレーターとの映像・通話で取引が可能なVTM(ビデオ・テラー・マシン)──などが配置されている。