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台湾独立の住民投票目指す、「喜楽島聯盟」結成へ


ニュース 政治 作成日:2018年3月1日_記事番号:T00075738

台湾独立の住民投票目指す、「喜楽島聯盟」結成へ

 民進党政権が急進的な台湾独立派とは距離を置く中、李登輝元総統やテレビ局、民間全民電視(民視)の郭倍宏董事長らは28日、台湾独立運動団体を集め、連合体となる「喜楽島聯盟」を結成し、台湾独立と台湾名義による国際組織参加の是非を問う住民投票の実施を目指すと表明した。1日付蘋果日報が報じた。

/date/2018/03/01/18policy_2.jpg李元総統は、1月に陳元総統と面会した際、台湾を再び偉大な国にするために団結を呼び掛けたことを明らかにした(28日=中央社)

 喜楽島聯盟の結成式には、陳水扁元総統も映像で支持を表明したほか、議会第3勢力である時代力量の黄国昌主席や社民党の范雲召集人なども駆け付けた。

 喜楽島聯盟は独立運動家、鄭南榕氏が1989年に焼身自殺を図った記念日である4月7日に正式に旗揚げする。1年後の来年4月6日に住民投票を実施することを目標に掲げる。

 郭董事長は「聯盟の基本的な信念は本土政権(台湾本省勢力による政権)が中国に対抗し、国民党に反対し、改革に抵抗する反動勢力を排除するとともに、住民投票で国家の前途を決めることだ」と主張した。

 李元総統は「全住民による投票で『正名制憲』の目標を達成し、台湾を正常な国にしたい」と述べた。

 陳元総統が映像メッセージで「台湾の名義で国連に加入し、世界に台湾人の意志を知ってもらう。中国には統治させない」と述べると、支持者からは「阿扁(陳元総統の愛称)無罪!」の声が上がった。