2017年に台湾を訪れた外国人旅行者数は延べ1,074万人で、前年の1,069万人を上回り、過去最高を更新した。中国からの旅行者が２割減少したものの、東南アジアなど新南向政策対象18カ国からの旅行者は約３割増加し、初めて200万人を超えた。２日付自由時報が報じた。
中国からの旅行者は延べ273万3,000人で前年比22.2%減少した。一方、東南アジアは213万7,000人で29.2%増加した。
その他は、▽日本、延べ189万9,000人（前年比0.2%増）▽香港・マカオ、169万2,000人（4.8%増）▽韓国、105万5,000人（19.3%増）──などだった。
范植谷・交通部政務次長は、以前は台湾の観光市場に偏りがあったが、政府と業界の努力の結果、新南向政策対象18カ国や韓国、欧米からの観光客が増え、外国人旅行者数は３年連続で1,000万人を超えたと述べた。
台湾観光特別貢献賞が１日、米公共放送ＰＢＳの旅行番組ディレクターのジョセフ・ロセンド氏（中）に授与された（１日＝中央社）
交通部観光局は18年を「海湾旅遊年」と定め、台湾本島と離島の観光スタイルを提案し、観光の振興を図る。
