市場調査会社、プリズマーク・パートナーズの統計によると、プリント基板（ＰＣＢ）大手、臻鼎科技控股（ＺＤＴ）の2017年生産額は1,088億1,200万台湾元（約3,900億円）と前年比32.1%増加し、初めて日本メクトロンを上回り、世界首位に浮上した。２日付経済日報が報じた。
このほか、ＰＣＢの世界上位30社のうち、台湾メーカーの17年生産額は▽欣興電子（ユニマイクロン）、649億9,200万元（前年比3.8%増、世界４位）▽華通電脳（コンペック・マニュファクチャリング）、539億6,400万元（18.56%増、５位）▽健鼎科技（トリポッド・テクノロジー）、458億1,900万元（5.3%増、６位）▽瀚宇博徳（ハンスターボード）、396億3,000万元（0.55%増、13位）▽台郡科技（フレキシウム・インターコネクト）、258億4,600万元（35.4%増、17位）──など。台湾メーカー11社の17年生産額が増加し、このうち台郡科技の増加幅が最大だった。
ＰＣＢ大手各社はスマート端末の需要拡大に伴い今年も生産額を伸ばす見通しだが、ＰＣＢ材料のコスト上昇が課題となりそうだ。
