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エイサー、トラベルメートP8発表


ニュース 電子 作成日:2018年3月5日_記事番号:T00075778

エイサー、トラベルメートP8発表

 パソコン大手、宏碁(エイサー)は、15.6インチディスプレイの軽量薄型モバイルワークステーション「トラベルメートP8」を発表した。同社がハイエンドのモバイルワークステーションに参入するのは初めて。今年は台湾市場で教育を含むビジネス向けの売上高構成比を50%へと、昨年の45%以上から引き上げる目標だ。3日付工商時報が報じた。

 エイサーの林佳璋・台湾区総経理は、ビジネス向け市場は人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウド、スマート端末がトレンドになっており、複雑なデータ計算、スピーディーな3次元(3D)シミュレーションなどに対応可能な製品の需要が高まっていると指摘。トラベルメートP8は最も軽い機種で2キロ未満、薄さは18.6ミリと持ち運びに便利で、価格も11万~13万台湾元(約40万~47万円)と台湾市場の大手2社のHP、デルより競争力があると強調した。

 市場調査会社の統計によると、台湾のモバイルワークステーション市場の出荷規模は年間1万台だ。林総経理は、トラベルメートP8は既に国防産業、自動車設計産業の顧客から受注しており、最初の1年間の出荷台数は100台以上を目指していると説明。今後は▽金融▽教育▽インダストリー4.0(第4次産業革命)▽医療──などの分野を強化するという。