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亜洲セメント中国、上場初日に急騰


ニュース その他製造 作成日:2008年5月21日_記事番号:T00007578

亜洲セメント中国、上場初日に急騰

 
 亜洲セメント傘下の中国事業持ち株会社、亜洲セメント中国が20日、香港株式市場に上場した。四川大地震による復興需要を見越し、初日の株価は公募価格の4.95香港ドルを38%上回る6.83香港ドル(約90.4円)で引けた。21日付経済日報が伝えた。

 同社の株価収益率(PER)は公募価格ベースで15.2倍だったが、初日の急騰で一気に25倍となり、中国の業界大手である安徽海螺水泥(安徽コンチセメント)に迫った。

 亜洲セメントの成都工場は地震3日後に操業を再開し、復興関連で最もメリットを受ける銘柄に数えられている。

 遠東集団の徐旭東董事長は「投資家に愛され過ぎと言えるほどだ。地合いが悪い中でありがたいことだ」と述べた。

 亜洲セメント中国の新規株式公開(IPO)は、遠東集団の海外上場戦略の第一歩と位置付けられており、今後1年から1年半以内に遠東紡織、遠東百貨なども上場候補に挙がっている。徐董事長は「次の上場計画は来年になる」との見通しを示した。