ニュース 金融 作成日:2018年3月5日_記事番号:T00075790
金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、台湾の銀行10行が中国に開設している分行(支店)29店の昨年の税引き前利益が42億台湾元(約151億円)だった一方、中国の銀行3行が台湾に開設している分行3店の利益は46億元で、支店1店舗当たりの利益が約10倍に上ったことが明らかとなった。5日付経済日報が報じた。
なお中国の銀行の台湾支店のうち昨年、最も多くの利益を挙げたのは中国銀行台北支店の27億元で、これに中国建設銀行台北支店の16億元が続いた。また融資額は中国建設銀行台北支店が594億元、中国銀行台北支店が449億元だった。
業界関係者によると、中国における台湾系銀行は100万人民元(約1,660万円)を超える預金しか取り扱えず、中国の台商(台湾系企業)が人民元建てで融資を受けるようになる中、人民元不足によって融資の規模を拡大できないなど経営環境が厳しさを増しているという。
一方、中国系銀行の台湾支店は人民元再預金による利ざやを確保できたほか、融資規模も拡大しており、収益状況に大幅な差が生じたようだ。
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