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1月の小売業売上高、4.4%減【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年3月6日_記事番号:T00075811

1月の小売業売上高、4.4%減【図】

 経済部統計処が5日発表した1月の小売業売上高は3,623億台湾元(約1兆3,200億円)で前月比4.6%減、前年同月比4.4%減だった。購買需要が伸びる春節(旧正月、2018年は2月16日)が昨年は1月だったためで、1~2月累計では成長が続く見通しだ。6日付工商時報が報じた。

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 小売業売上高のうち、総合商品小売業の百貨店は243億元で、前月比24.8%減、前年同月比19.4%減だった。その他業種も前年割れが大部分で、自動車・バイク、無店舗販売、燃料小売りのみプラス成長だった。

 飲食業の1月売上高は前月比6%減、前年同月比12.1%減の379億元で、1月としては過去2番目に高かった。

 統計処の予測によれば、2月は春節前の需要が貢献し、小売業は前年同月比10%増、飲食業は17%増と、共に2桁成長となる見通しだ。

 統計処の王淑娟副処長は、昨年は上場企業の利益が伸び、今年の配当が楽観視できる他、景気回復から賃金が上昇していると指摘。いずれも個人消費を刺激すると述べた。

 一方、卸売業の1月売上高は前月比0.4%減、前年同月比10%増の8,829億元だった。春節を前に在庫の仕入れが増えたことが貢献した。