ニュース 社会 作成日:2018年3月6日_記事番号:T00075817
台湾・蘇澳港に所属する釣り船「東半球28号」が3、4日の両日、日本の与那国島西側の水域で操業中、日本の水産庁の取締船から放水を受けた。同漁船は「境界を越えてはいない」と主張。外交部や行政院農業委員会(農委会)漁業署が状況把握に乗り出した。6日付自由時報が伝えた。
漁業署は5日、東半球28号が受けた取り締まりについて説明した(5日=中央社)
また、水産庁の取締船による追跡には行き過ぎがあったとして、外交部は日本側に厳しく抗議した。東半球28号は行政院海岸巡防署(海巡署)の護衛を受けて帰港した。
蘇澳区漁会(漁協)の曽太山理事は「日本政府は強圧的だ。台湾漁船は境界を越えていないのに追い出され、台日間の信頼感を損ねた」と不満を語った。
外交関係者によると、問題の海域は日台の排他的経済水域が重複する部分で、境界線をめぐり対立がある。日本側は日台の中間線を越えて日本側水域に侵入する漁船を取り締まっている。
漁業署は東半球28号が日本側の取り締まりラインは越えているものの、日台の排他的経済水域の重複部分におり、日本の領海は侵犯していなかったとの見方を示した。ただ、釣り船は台湾沿岸から30カイリ以上離れて操業してはならず、その点ではルール違反があった可能性がある。
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