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第2原発2号機の再稼働、原能会が認可


ニュース 公益 作成日:2018年3月6日_記事番号:T00075818

第2原発2号機の再稼働、原能会が認可

 原子力エネルギーを所管する行政院原子能委員会(原能会)は5日、台湾電力(台電、TPC)から出されていた第2原子力発電所(新北市万里区)2号機に再稼働申請を認可した。今後経済部と立法院の同意を経て、早ければ4月にも稼働を再開する。6日付工商時報が伝えた。

/date/2018/03/06/15nuclear_2.jpg環境保護団体は6日、第2原発2号機の安全には懸念があると訴えた(6日=中央社)

 第2原発2号機は2016年5月に検査中のトラブルで停止して以降、稼働を中断していた。2号機の出力は98万5,000キロワット(kW)で、電力の供給予備率を3ポイント引き上げる効果がある。

 脱原発政策の下、蔡英文政権は補修が終わった原子炉の再稼働を見送ってきたが、今年も電力需要のひっ迫が見込まれることから、安全性が担保されることを条件に第2原発2号機の稼働再開を認めた。

 原能会による認可について、行政院の徐国勇報道官は「正常な手続きに沿ったものだ。原能会は安全性について評価したにすぎず、経済部と立法院による同意が必要だ。安全に間違いがないことが最大の考慮材料になる」と述べた。

 第2原発2号機の稼働再開に向けては、過去の立法院決議に基づき、原能会が立法院教育文化委員会で説明を行うことになる。