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輸入粉ミルク関税、半年限定で引き下げ


ニュース 食品 作成日:2008年5月21日_記事番号:T00007582

輸入粉ミルク関税、半年限定で引き下げ

 
 財政部は20日、物価対策の一環として、乳幼児用粉ミルクなどの関税率を半年間の時限措置で半分に引き下げると発表した。輸入コストを下げることで、市場での粉ミルクの値上がりを抑制するのが狙い。減税効果は3億台湾元(約10億円)が見込まれる。21日付経済日報が伝えた。

 財政部は法律で認められた関税率の緊急調整権限に基づき、関税率を限度いっぱいの半分に引き下げたもので、適用期間は5月16日から11月15日まで。対象品目は、粉状ミルク、粒状ミルク、固形乳、乳油製品。

 粉ミルクを含む乳製品価格は、輸出国のオーストラリアで2006年に干ばつが起きたのを契機に供給不足が深刻となり、過去2年にわたり上昇が続いている。財政部によると、台湾は粉ミルクの96%を輸入に依存しており、小売価格は以前に比べ2倍近く高騰していた。