ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年3月7日_記事番号:T00075836
台中市政府は6日、海水から金属を回収するプロジェクトにおいて、フォルクスワーゲン(VW)、GEA、シーメンスなどドイツの大手企業が共同で設立したハリー・ホフマン・ファイナンシャル・コンサルティング社と提携覚書(MOU)を交わした。投資額は1,100億台湾元(約4,000億円)に上る見通しだ。林佳龍台中市長は、4年後に施設が完成すれば、毎年230万トンのマグネシウムやリチウムなどの化学原材料、および4,400万トンの精製水の生産が可能となり、15億米ドルの年産額と1,000件の就業機会を創出するとの見通しを示した。7日付経済日報が報じた。
ハリー・ホフマン社によると、同プロジェクトに関わる技術は既にドイツを含む欧州で広く利用されており、生産されたマグネシウムやリチウムは自動車用原料として供給されている。
また同プロジェクトではほかに、水酸化ナトリウム、ジクロロエタンといった有用な化学原料を生産できるほか、最終的に産出される精製水は飲用および工業用として利用可能だという。
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