ニュース 機械 作成日:2018年3月7日_記事番号:T00075839
工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)が6日発表した2月連結売上高は、前月比15.2%減、前年同月比33.8%増の19億1,200万台湾元(約69億1,000万円)で、同月の過去最高を記録した。半導体、自動車、光学、工作機械向け受注の大幅増で、春節(旧正月、2018年は2月16日)連休中も生産を継続したことが貢献した。1~2月累計の連結売上高は41億6,700万元で、前年同期比54.5%増だった。7日付工商時報などが報じた。
証券会社は、ハイウィンの連結売上高は3月以降、20億元以上を回復し、第1四半期通期で前年同期を上回ると予測した。
ハイウィンによれば、特殊鋼材など重要原料の供給不足が今年いっぱい続く見通しで、業界では現在、ボールねじ、リニアガイドといった製品の納期は半年~1年に伸びているという。こうした中、卓永財同社董事長は、半導体や自動車分野の設備メーカーへの供給を戦略的に強化していくほか、昨年の実績を基に優良顧客への出荷を優先する方針を示した。
なおハイウィンは今年、生産能力不足の解消に向け45億~50億元の設備投資を計画している。台中精密機械園区2期の新工場では既に設備搬入を進めており、5月の稼働を予定する。嘉義大埔美精密機械園区1期、雲林科技工業区3期の新工場でも近く生産を開始する。また、中国・江蘇省蘇州市の工場で第2期拡張工事を予定している他、日本や韓国などでも工場建設用地の選定を進めている。
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