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台プラ4社、Q2売上高を楽観視【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2018年3月7日_記事番号:T00075841

台プラ4社、Q2売上高を楽観視【図】

 石油化学業界では、世界的に景気が安定して上向いていること、春節(旧正月)以降の在庫補充需要の高まり、中国で環境保護を目的として老朽化生産ラインの淘汰が続いていることが製品価格を下支えしており、台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社は第2四半期の売上高について今期を上回るとの楽観見通しを示している。7日付経済日報が報じた。

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 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の洪福源副董事長は、現在、川下顧客は一定の在庫水準を保つのが難しい状況が続いており、市場における力強い需要が見て取れると指摘。かつ中国の環境対策が継続されれば石化、プラスチック製品の相場を動かすと予想され、「今年も良い年になる」と語った。

 南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)の呉嘉昭董事長は同社主要製品のエチレングリコール(EG)について、現在、スポット価格が1トン当たり1,000米ドルを割り込んでいるが、今月よりポリエステルメーカーの稼働率が86%まで回復し、再び価格は上昇するとの見通しを示した。

 また台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の林健男董事長は、第2四半期はアジアでナフサ分解プラントの年次保守が相次ぎ、川下製品の供給減が見込まれ、同地域における石化製品の価格を下支えすると語った。