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水域重複問題、日台漁業協議の議題へ


ニュース 政治 作成日:2018年3月7日_記事番号:T00075843

水域重複問題、日台漁業協議の議題へ

 日本の水産庁の取締船が与那国島沖で釣り船「東半球28号」に放水したことをきっかけとして、日台間の排他的漁業水域の重複問題がクローズアップされる中、台湾の呉釗燮外交部長は6日、立法院での答弁で、今月末に開かれる日台間の漁業協議で水域重複問題が議題に上るとの見通しを示した。7日付聯合報が報じた。

/date/2018/03/07/19sea_2.jpg行政院農業委員会(農委会)漁業署による「東半球28号」の航路(6日=中央社)

 呉外交部長は「日本は海上で行き過ぎた取り締まりをやめてもらいたい。さもないと、台日間の友好関係を傷つけることになる」と指摘した。

 呉外交部長はまた、水産庁による取り締まりについて、「確かに行き過ぎがあった。既に日本側に厳重に抗議した」と説明した。その理由として、呉外交部長は釣り船が放水を受けた3、4の両日のうち、4日は漁船に違法操業の事実はないとし、釣り船は日本側の暫定取り締まり線を越えていないため、違反船舶を公海上まで追跡できる追跡権を行使することはできないはずだと主張した。