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TSMC、AIで生産性62%上昇


ニュース 電子 作成日:2018年3月8日_記事番号:T00075851

TSMC、AIで生産性62%上昇

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音(マーク・リュウ)共同執行長(CEO、次期董事長)は7日、同社は自動化・情報プラットフォームに人工知能(AI)を導入し、生産性を向上させたと述べた。12インチウエハー工場では、昨年までの5年間でウエハー1,000枚当たりの生産性が62%向上し、エンジニアの数が65%減少したという。8日付自由時報が報じた。

 劉共同執行長によると、TSMCは2000年に建設した最初の12インチ工場で同業と異なる自動生産モデルを構築。12年にモバイル端末とビッグデータ分析を利用し、さらなる自動化を実現した。16年からは各工場で機械学習の応用強化を進め、機械学習の人材を毎年300人育成している。20年までに設備、従業員の生産性がそれぞれ19%、33%上昇する見通しだ。

 劉共同執行長は、台湾が生産競争力を維持するにはAIの導入が必須であり、各産業にAIプラットフォームの採用が広がってほしいと語った。