ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アルテックが人工膵臓開発、下半期に量産へ


ニュース 医薬 作成日:2018年3月8日_記事番号:T00075857

アルテックが人工膵臓開発、下半期に量産へ

 華晶科技(アルテック)は、2012年より着手した人工膵臓(すいぞう)関連製品の設計とソフトウエア開発が昨年末に完了し、現在は臨床実験段階で、今年下半期の量産開始を予定している。8日付自由時報が報じた。

 アルテックによると、同社が開発した人工膵臓は、小型化、無線通信機能搭載、精密制御、信頼性の高いシステム設計を実現しており、「CEマーク」(欧州の品質基準を満たしていることを示すマーク)認証における「クラスIIb」レベルに相当する製品だという。

 アルテックは、糖尿病患者は毎日、1~4回のインスリン注射を行う必要があるが、一部に注射を嫌って病状が悪化する事例があるため、血糖値を継続してモニタリングし、適切な時期に適当な量のインスリンを自動的に注入する人工膵臓の開発に取り組み、製品化に成功したと説明した。

 アルテックはかつてデジタルカメラ受注生産大手で、08年に医療製品分野に参入し、11年に世界的大手メーカーからハイエンド血糖値測定器のODM(相手先ブランドによる設計・生産)受注を獲得。同年末より量産、出荷を開始している。